ワクワーク2019が開催される3月6日まで2週間を切りました。今回からイベント当日まで、ワクワーク2019に出展いただく企業の人事担当の方々に、会社の事業内容や会社の特徴、今年の募集職種や求められる人物像についてお話をお聞きしていきます。
第1回となる今回は、数々のアニメのグッズを展開されている株式会社コンテンツシード代表取締役・大塚則和氏にインタビューさせていただきました。グッズ・ホビー系の会社を志望される方はもちろんのこと、広くアニメ業界を目指す方にも参考になる言葉がたくさんある内容となっておりますので、ぜひご覧ください。
――本日はよろしくお願い致します。早速ですが、コンテンツシードとして展開されている事業分野についてお教えください。
大塚則和氏(以下、大塚):
弊社は基本アニメグッズの企画・制作を中心に、グッズの販売やアニメ作品への出資などグッズ制作以外の業務も幅広く行っています。例えば、グッズ販売という点に限ったとしても、現在は卸売り、ネット通販、催事物販の3つを展開しています。
メイン事業となる商品製造に関しても、商品企画やデザインはもちろん、生産管理まで社内一括で行っております。グッズを企画する際は、先程の3つの販売方法を想定したうえ、どのように販売していくのかをあらかじめ検討し、制作しています。
――御社で運営されているオンライン通販サイト(http://www.the-chara.com/)を拝見させていただいたのですが、男性向け・女性向け問わずに幅広いジャンルを扱っていらっしゃいますね。
大塚:
ファンの方たちに幅広く喜んでいただくため、商品ラインナップの幅にはとてもこだわっています。ご覧いただければわかると思うのですが、なにもアニメだけに特化して商品化しているわけではなく、ゲームや漫画などを含め幅広いコンテンツのグッズを提供できたらと考えていますし、将来的には自社のオリジナルコンテンツも作っていけたら、とも思っています。
――すでになにかしらお取り組みはされていらっしゃいますか。
大塚:
新規事業として、昨年からラブライブ!サンシャイン!!のキッチンカーを沼津で企画させていただいております。それ以外にもいくつか新規事業を展開中で、会社としてグッズ以外の領域でも事業を拡大して行くことが出来たらと考えています。
――会社設立は2012年とのことですが、これまでの会社の歴史についてお話を伺えますか。
大塚:
コンテンツシードは私が前職から独立することをきっかけに立ち上げた会社です。それまでは、グッズ系のベンチャーで出版社が販売するグッズのOEM生産に関わっていました。事業規模はそこまで大きくないまでも、その分機動力を活かした仕事をすることが出来ました。出版社へのOEM業務を行う中で、ヒットタイトルのネット通販に携わったり、イベント運営を行ったり、多くの経験を積ませていただきました。
そういったノウハウをもとに、コンテンツシードを2012年に立ち上げました。自分自身の会社として、一から事業を設計することで、より主体的に関わっていきたいという思いが起業の理由です。
――2012年から今に至るまで、会社としてのターニングポイントになるような出来事がございましたらお教えください。
大塚:
これだ、という出来事がすぐには思い浮かばないのですが、ひとつの事業のみを実施していると、何かの拍子に躓く場合が多いと考えています。そのため、僕自身が会社を経営していく上で、要所要所で「本当にこれでいいのか?」と悩みながらいくつもの選択をしてきました。
特に大きかった決断としては、催事物販の事業を立ち上げたときです。会社として、グッズ生産のみでは事業の拡大に限界があると感じ、新規事業として立ち上げましたが、いまでは会社を大きく支えてくれています。
そういった経験もあり新規事業について積極的に取り組もうと考えています。仮にリスクがあったとしても、お客様のニーズがあり、現状のリソースを使えば展開していけそうなことには積極的に挑戦しています。そういった姿勢が、会社の将来をつくっていくと信じております。