<ワクワーク2019 出展企業インタビュー>  第1回 株式会社コンテンツシード代表取締役・大塚則和氏


――現状の社員数やその男女比、職種についてお教えください。

大塚:
 社員としては現在30名前後、アルバイトも合わせば100名前後が従事しています。男女比は、7割が女性です。だから、というわけではないのですが、ガッツのあるフレッシュな男性は大歓迎です(笑)

 社員の職種については催事物販部門が1番多く10名弱、商品部と企画部がそれぞれ5名程度、そのほかにはネット通販事業部、営業部、デザイン部、OEM部、そして管理部と経理部がそれぞれ2〜3名といった感じです。催事物販部門に関してはチーム内で、企画や制作を担当することもあり、他よりも人数が多くなっています。

――会社全体の1日においてのスケジュールがございましたらお教えください。

大塚:
 10~19時がコアタイムです。もちろん日や季節によって波はありますが、残業はなるべく「しない&させない」の方向で考えており、基本21時までには退社としています。それでも残っているケースもゼロではないですが、チーム同士で声を掛け合いってもらうようにし、互いに帰社しやすい環境作りに取り組んでいます。

 休みに関しては週休2日制です。イベント稼働があるので土日出勤となるケースは当然発生しますが、基本代休を取ってもらっています。イベントとしては、年2回のコミックマーケットに関しては、基本社員総出で対応するため、その代休をあわせた結果、今年の正月休みは1月8日までになりました。夏についても同様に、コミックマーケットが終わってから、4~5日が夏休みとなります。

――今年度の募集職種についてくわしくお教えください。

大塚:
 基本的には総合職での採用を考えております。入社後に、最初の1年間で幾つかの部署を経験してもらい、ひとりひとりの適性を踏まえ、その後の配属を判断していこうと考えています。

――いろいろな業務に携わる機会がある、ということですね。

大塚:
 そうですね。とはいえ、適性ももちろんあるので、そこはもちろん考えます。事務向きの性格のメンバーに「営業にいってこい!」ということは当然しませんし。

 ただ働く上で、どなたにも心に留めておいてほしいことがあります。
 以前、メンバーとの面談の際、何をモチベーションに仕事をするのか、と質問したところ「好きなアニメのグッズを作ることが自分のモチベーション」という答えが返ってきたことがありました。
 もちろん好きだという気持ちはとても大切なのですが、アニメ業界で働く身としては「グッズは作品を好きになってもらうために非常に重要なアイテム」という点にも目を向けてほしいんです。グッズメーカーで働くということは、いわばひとりでも多くの人に作品のファンになってもらうための大切な仕事に携わるということ。ファンとして働く、というよりも、ファンを増やすため、作品の良さを知ってもらうために自分が何をできるか、ということを考えられる方であって欲しいと思います。

――必要なスキルがございましたらお教えください。

大塚:
 「必要なスキルはありますか?」という質問は、やはり学生の方々からいつもいただくのですが、具体的に「これ」といった答えは本当にないと思っています。資格やスキルというよりも、人柄として、泥臭い仕事を面倒臭がらずにできるか、というところだと思います。グッズやイベントの制作は基本的に小さな仕事の積み重ねで出来ているので、いい意味で愚直な方が望ましいのではないかと思います。もちろんWord・Excel・PowerPointはつかえたほうがいいと思いますが、最低限それくらいかなと。

――ほかに望ましい特徴がございましたらお教えください。

大塚:
 もうひとつ重要なポイントとしては、積極的に新しいことに挑戦できる人だと思います。弊社に限らず、アニメ業界は良くも悪くもルールがゆるいところがあって、それはつまり、「これをやりたい!」と手を上げさえすれば、その意思が尊重されるケースが多い、ということです。

 実際の話しとして、新卒で入社したメンバーが面談の際に企画を持ち込んでくれたんです。その企画が面白かったので、先輩をひとりサポート役として付け、企画を形にするところまで本人にやってもらうことにしました。最初は書類作成からはじめたのですが、会社の稟議に通せるレベルの企画書を自分で仕上げられるまでになるまで、そこまで時間がかからなかったですね。

 ただ、社内用の企画書を作成できるようになっただけでは仕事としては成立しないので、自分自身の企画と並行して、取引先の新規事業にも携わってもらうようにしましたので、今は複数の仕事に同時に関わる形で仕事をしてもらっています。
 新卒での入社とのなると、最初は与えられた仕事が多くなりがちですが、自身で「こういうことがやりたい!」という思いを持っているのであれば、出来る限りその思いに添えるように、とは思っています。