導入:アニメのお仕事、あなたが目指すのは“制作”?それとも“製作”?

「アニメの仕事がしたいんです」

2016年5月末に会社を立ち上げてから一年ほど経ちましたが、お陰様で多くの方から、上記のような声をかけていただくようになりました。正直な話、「アニメ業界への若手就職支援事業」と銘打って事業を起こしたものの、僕自身、狭義の意味で言う「アニメ業界(=製作委員会)」に関わる仕事をしたことはありません。ですので、制作スタジオで働いたこともなければ、パッケージメーカーやホビーメーカーでの業務経験もなく、外部プロデューサーやアシスタントとして製作委員会に参加したこともありません。そんな自分がおこがましいと思いつつも、冒頭のようなお声をいただくたびに、自分自身が伝えられることが何かしらあるのではないか、と考え、作成したのがこのコンテンツです。上記を踏まえた上で、参考いただけましたら幸いです。

前置きが長くなりました。僕が「アニメの仕事がしたいんです」という声をいただいた際、一番最初に確認させていただくことは「アニメ業界の仕事として、“制作”の仕事と“製作”の仕事、どちらをしたいのか」です。音としてはどちらも“せいさく”ですが、アニメ業界における意味は大きく異なります。

“制作”とはアニメ作品を創造する、いわゆるアニメ制作スタジオが主に関わる仕事です。アニメーターはもちろん、監督、脚本、背景美術、制作進行などが該当します。一方で“製作”はアニメ作品を作るための資金集めから作品に関する商品展開など、いわばアニメをつかったビジネスを行うパートです。DVD・Blu-rayを販売するパッケージメーカーやキャラクターのグッズ・フィギュアを作るホビーメーカー、アニメの主題歌を担当するレコード会社、アニメを放送するテレビ局などが該当します。

目指す方向性が違えば、当然志望する会社も変わってきます。「この会社に行きたい!」の前に、大まかに自分自身がやりたい仕事は“制作”と“製作”のどちらなのかを見定めた上で、企業研究や説明会への参加をすると良いと思います。

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